東京都目黒区生まれ。幼少を香港で過ごしました。1998年旅を始めアメリカ・アジア・ヨーロッパを旅し、2005年よりオーストラリア/バイロンベイへ移住しました。
2004年、その哲学に惹かれてヨガを始め、2007年にオーストラリアにてヨガ講師資格を取得、同年、10日間のヴィパサナ瞑想にインドで参加したことをきっかけに様々な瞑想を体験、その探究を始めました。
その後オーストラリア・日本にて瞑想やヨガ哲学、ヨガセラピー関連の同時通訳、プロジェクトマネージング、コースファシリテターとして働くと共に、自身でもシニアヨガ、メンタルヘルスのためのヨガ、マタニティヨガ講師の資格を取得、深く生き方を学ぶことへと繋がりました。
2015年出産を経て2016年よりマインドフルネス瞑想を本格的に指導し始め、2018年にはSIYLI、国際認定講師資格取得。誰にでもわかりやすく入りやすい瞑想を、自分へ愛を、自分から平和を、と各地でワークショップや講師養成講座等行っています。
MBSRオンラインコース、GRACEコンパッション トレーニングオンラインコース修了。
Fb, Insta, Youtube, Soundcloud→Mindfulness with Emi
ーあなたのライフスタイルは?
5歳の息子がいるシングルワーキングマザー。2005年からバイロンベイ・オーストラリアに移住。普段はオーストラリアの自然の中、特にビーチの近くに暮らしています。ひとりの時からしょっ中旅に出ていましたが、今は息子と一緒にまたしょっ中旅をしています。2019年には、念願のプラムビレッジ(www.plumvillage.org)へ息子と行きました。東京生まれ、東京育ち(少し香港にいましたが)ですが、自然が与えてくれる喜びや幸せ、美しさが私を元気にしてくれます。私が内なる旅に出逢ったきっかけはヨガです。2003年ごろ東京で出逢ったヨガを、2007年からプラクティスしています。同時期にヨガのフィールドの中で、素晴らしい先生方を日本へ紹介する機会があったり、マインドを扱う講座での通訳や、特にアメリカ人の作業療法士の先生に従事して、呼吸・体・心に関する世界中からの情報に目を通してきたことが私に生きることについて、特に体と呼吸について教えてくれました。それは私の内なる旅を深くサポートしてくれています。2007年にヴィパサナ瞑想の合宿へ参加したのが、私を同時に瞑想への深い探究へ連れて行ってくれました。様々な瞑想へ参加し、サーチ・インサイド・ユアセルフ(www.siyli.org)国際講師認定講座での学びとその経験、MBSRコースやGRACE(https://www.upaya.org/social-action/grace/ コンパッション のトレーニング)など、終わらない旅を今なお続けています。そして2015年よりマインドフルネスを伝えています。息子の笑顔や周りからのたくさんのサポートに本当に支えられながら、内側からの”好き”をチョイスして生きている日々です。
ーあなたにとってマインドフルネスとは?
瞑想、そして日常を通してマインドフルであることをプラクティスすることは、私を常に優しさと寛容さ、そして感謝と喜びのグラウンドへと戻してくれます。今この瞬間を生きるのは、自分の本当に大切にしているものを知り、いらないものを手放して、寛容さで自分を受け止めること。自分をそのまま受け止める、ということは大仕事。ダライ・ラマ法王も「人間の初期設定は幸せ」と言っています。誰もがその初期設定を持っていると私は信じています。マインドフルネスは、私を生きる、ことの目的と深い感謝へと結びつけてくれています。そしてこのたった一度の人生をフルに生きることを。
ーBWMを通して伝えたいこと
Breathe with MEでは自分だけでは伝えられないマインドフルネスを、SIYパートナーであるいとうみのるさんとのハーモニーで伝えるという機会を頂いています。SIYとの出会いは2015年。チャディー・メン・タンの本を通して。自己啓発のテクニックが載っているビジネスパーソン向けのマインドフルネスかと思いきや、平和への切なる願いが底にある非常に心へ染み込む実践的な本でした。この本に感銘を受けシドニーでパブリックプログラムに参加し、2018年にはバンコクで行われた講師養成講座へ参加。自分の恥や限界の感覚を突き破る経験と、マインドフルネスがつなぐコミニティの温かさを涙して受容していた期間でした。そこでみのるさんの笑顔と人懐っこさに出逢い、翌年にはSIYパートナーとして、シドニーで一緒にプログラムを開催しておりました。何よりも私たちをつないでいるマインドフルネス、そしてSIYという生き方のアプローチを教えてくれるプログラム 。生き方に共鳴し合い、違いに感嘆し合い、失敗を恐れず、その関係から生まれていくものをシェアできることは本当に喜びであります。科学やデータから読み解く、マインドフルネスとエモーショナル・インテリジェンスを通して、人の生き方へアクセス。笑顔と感謝とフルネス(Full-ness:精一杯の自分で在ること)で溢れる世界を広げていきたいです。
ーあなたが人生をかえた瞬間とは
好奇心と自分の”好き”という感覚とともに旅ばかりしていた頃、移動を続ける中で自分を見失わないようにと瞑想を続けていました。2015年に出産、シングルマザーへなったことを通してPTSDになり、体や呼吸、認知の次元を通して苦しみを受容し、マインドフルネスで自分を受け止めること、そして希望を忘れないことでトンネルの先の光へ向かって進んで行けたのだと感じています。苦しい時こそ学びの時なんだと、私の経験は語っています。何よりも、母になることを考えたこともなかった私が子供を授かったことで、やっと地上に根を張ることが出来るようになったのだと、その機会や、辛い時期、家族や周りのサポート、そして何より息子の存在に心から感謝をしています。振り返れば、幼少の頃からの全ての点が線になり、今の自分があるのだと、自分に起こった全てのことに本当に感謝しています。